「ここだ。この木の間を通った先が、ダルヤの森の領域だ」

 そう言って二本の木の間を指さし、さっさと歩いてゆくクロシュに続いて、
ユーリ達もそこを潜り抜ける。

 と、その先は相変わらず森の中なのだが、ふっと空気が変わったのを一行は感じ取った。
 密に生えていた木が少しまばらになり、日差しが降り注いできていた。
あちらこちらに、ぽつぽつと光が灯るように、
色とりどりの花が咲いていて、蝶達が舞っている。
 地面は絨毯のような苔で覆われていて、歩くとふかふかと心地良い。


   *

2−5話冒頭のイメージでした。
(2017/05/19)

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